新人の月ちゃんと話していると
経験の中の色んな場面が思い浮かびます
私ね、こんな事があったのよ
一緒に笑いながら
人生はあっという間なのよ
と吐いてしまいます
そう私も若かったからね
若くて美しい子達を眺めながら
羨ましいと思わない自分にも驚くのです
今の私がもらえてきた学び
受けた人の想い
気づいた事
それらに凄く感謝してて
そんな過去をとても貴重なものだったと思うからなんでしょう
私の様に歳をとりながら
私の様に感じて行けるだろうか
と思う程に
私は過去の出来事を本当に
幸せに感じているのだと痛感してます
有り難い過去
有り得ない難しい事が
起きた過去ととして
自分の数奇な人生の流れを
心底有り難く感じています

振り返ると
まず誰に会いたい？
私のお婆ちゃんスエノさん
もっとたくさん話しておけば良かった
からかってふざけて
抱きしめたくなる
お婆ちゃんは凄く頑張ってたわ
と今だから気づく
そんな風に気づかせてくれたのは
訪問看護だった
こんな風にたくさんの方々との出会いを
振り返り思い更ける時
訪問看護をできたから気づけた部分が多くある
そして今に活かして
急がなくちゃ！
と思える今をくれるのも
訪問看護をして湧く熱情
昨夜、松井管理者さんが言いました
高橋さん・・・
今月はもう
○人見送ったんです
その寂しそうな表情の中の
歯痒さに似た目の怖さに
返答は
そう・・・
とだけ返した
人は死ぬ生き物
だからどう生きるか
この答えを松井さんが見つけていくには
歯痒さに似た怒りの様な熱情が
必要なのだろうと思う
私達は
悔しくて寂しくて
何度泣いてきただろうか
ロスした繋がりや
居なくなった寂しさに襲われて
気力が落ちても
訪問看護に飛び出ていく
仕事という行
鍛錬、訓練、手練、習練、修練、未練、調練、熟練、操練、皆練、精錬、体練
精練
これらは
身を律するのに素晴らしい手助けをしてくれました
仕事を通して
人生の軸となる一本を
与えてもらえた気がしています
それが全て一人一人の者達の
精神の方向となり
生きてゆく方向として
生活をしてゆくための仕事から
生きてゆくための行
に思えた頃
幸せ感は宿る気がします
人はいづれも
この生き方で良いと思えた時
生き生きと歳をとり
私の腕の中で眠った
あの方々の様に
若い人に残して伝えておいてあげたいと思うのでしょうか
人生に有り得ない事を
してもらえた
そんな気づきが訪問看護の極論として
私の中に鼓動の様にドクンドクンと脈打っています
