新人の月ちゃんの中には
訪問看護をして行きたいという情熱が溢れています
その情熱は
訪問看護をしてきた私の情熱とは異なるものだと思います
その違いを感じながら
その情熱を合致させる事を
たくさんの方々は諦めて来たのかもしれないと思えています
それは当たり前ですよ
経験値が違いますから
考え方が違いますから
と返された気がします
おそらく私はそこの部分に歯痒さを覚えたのだろうと思います
今、私は
経験値を無関係に
考え方を崩してから
長く生き抜く情熱を正しく使う使い方を
話してあげたいと思った気がするのです
その手段をどうするか
考えあぐねた時間の中で
教える
わからせる
考えさせる
導く
のではなくて知らせるという意識に到達したのは
その間に幾つかの事業を進める事で
たくさんの方が
生き生きと変貌する実感や
私が話した後で
重苦しくないのは何故かを
感想としてもらえたからなのだと思うのです
なんでエリーが言うと納得できるのか
苦しくないのか
また話してもらいたいと思えるのか
それは何故か
より真実に近づいて話す
その真実とは
本人が求めている知りたい欲に近付くからなのだと思えたのです
私ね
月ちゃん?
人間は寿命が決まってるでしょう?
それなら知りたい事も
知って旅立ちたい事も決まっていると思ったのよ
だけど人間はそうね
50歳近くにならないと
おおよそ知っておかないとならない事には達しなくて
達せない方も多い事を知ったの
ならば達した方々の知識と知恵を
若い時に先取りして
20代、30代、40代を過ごせたら
どんなにスムーズにしくじらずに
謳歌できるだろうかと考えたの
私がこの歳で、たくさんの達観した
ご高齢者さんの誰にも言えなかった真実を話してもらえた事を
若い人達に知らせる事ができたら
若い人達は
私よりも凄いスピードで
謳歌できる人生を手に出来ると思ったのよ
私が話す全ては
私のことの様で違うのよ
私に誰にも言えなかったことだけれどね
って話してくれた秘密の話の中に
人生の歩み方の秘訣があったの
それを若い人に話す事ができたら
どんなに嬉しかろうと
昔若かった私が知りたかったから
そう思ったの
月ちゃんにこの話の意味がわかったか
どうかは今はそんなに重要ではなくて
月ちゃんがこの話を知っておく事が
これからに大きく影響を与えると思うのよ
だから!私は話す事をやめないでいようと決めたの
オリエンテーションは
2人っきりの秘密の話が沢山あって
2人で顔をくしゃくしゃにして過ごす
そんな時間を持てる事が
私の運であり
月ちゃんの運であり
このオリエンテーションを
一から受けられなかった今までのスタッフ達にはなかった運だと思うのです
今後入ってくる若者達は
おそらく運の良い子達だろうと思うし
当社の今までの子達も
いたから学びたいと思えば加われるオリエンテーションである事は
運はまだ生きてると思うんです
それくらい
確かな真実に迫る話を
ここ数年パワーポイントにまとめながら
事業をしてきた私の人生模様も
幸せなのだと思えています
表現する事は難しいと思った日から
表現する事に汗をかいてきた事は
私の役目がそうさせてるのだと思う
孤高の熱情
夜中のパソコンと向き合ってきた数年が
無駄ではなかったと思えています
孤高
そんな夜中の時間をとても愛しています
そして夜中も起きて仕事してると信じて
支えてくれたスタッフ達の存在は
私を病まずに今日まで生かしてくれたと思えるのです
当社のスタッフ達の未来のためにも
社会のためにも
私を活かし使う事を喜びにして
まだまだもっともっと
完全な世界を創り上げてパワーポイントに納めて残してゆこうと思います
それを未来で
産まれ出し子達に
話伝える者は誰になるのか
目の前の貴女かもしれないから
私は貴女に懸命に話すわ
と言う意識でオリエンテーションを
する事ができるのよ
もしこのパワーポイントに
新人の感想というページを項目別に添えられるのは
今だけ新人である
貴女かもしれないね
月ちゃんの目はきらりと光った
私ね
外部研修を受けたら
その晩に
その資料を振り返りながら
私が講師だったら
どう話すかと考えて
自分の資料を創り上げてたの
その作業が
私の中に知識をどっぷり脳に増やしてくれたの
貴女が私なら
どんな風に人に話すか
ここがある意味
一つ上の意識の
オリエンテーションを受ける側が出来る
挑戦かもしれないね
よりもっと完璧にを
私は貴女に託してるのかもしれないね
そんな想いが
高齢者さん達の中にあった
私だけに話してくれた秘話の想いだった気がしています
絶対にある世界
それを感じさせてくれた方々に
この熱情を形にして
恩返しをしたい
これが命のバトンの意味な気がするのです