自分が婦人科系のがん末期と言われたら
誰に頼るか
看護師、介護士、医療事務、ケアマネ
在宅職のみんなの感想を聴いて私が思う事
個人の感想はとても重要であります
個性や個人体験を通して出て来る感想で看護は展開して行きます
ですが
私達はプロです
幾度となく色々な疾患の看取りをさせて頂きながら
死に直面する看護をして来たプロ意識が重要だと思っています
では、看護プロ意識とは何か
力です
経験から身につけていく
あらゆる力を発揮する事が必要となります
がん末期と言われて
死を直前にする体験は
そのご本人にとっては
初体験であります
私は、その目の前の方の初体験に
最もその方が発する事に寄り添った看護を目指す
のではなく、よりその方の魂の成仏できる看護を目指すべきだと考えております
人間心理の上の段階に
魂の浄化の段階がある事を
看取りを行う看護師と介護士は
幾多の経験を活かした力で
導いて行けねばならない使命があると思うのです
本人が家族に求める事
拒否する姿勢
その裏にどんな心理が隠れているのか掴み込み
その硬くなった関係性をいかに溶かし
和合させて
その人生で最も縁深く関わってゆく
その方に与えられた関係性を
最大限に悔いのない関係性に結ばせ
紡げるケアを提供する事が
引っ張って行く看護の力だと思うのです
人生のラストステージに関係性が積み重ねた
わだかまり、こじれ、恐れ、遠慮、誤解など
言えずに溜めて来た想いを
看取りケアの中で溶かして
少しでも許し合い受け入れ合える
そんな関係性に整えられる
神様からのチャンスと捉えて
人と人を一つの巴に導ける
そんなスキルを身につけて行くために
訪問看護師と訪問介護士は
この世に存在しているのだと気づいてくれたら
その価値は社会に広がり
尊い職だと認められて行くのでしょう
人生最後のステージで
私達訪問者が関わる事で
家族が一つの目的に向けて変わって行く姿を導けた時
看護とは何か
介護とは何か
その答えが出て来ると思っています
人は関わった月日を超えて
関わった深さが絆になります
看取り看護の短い時間の中で
グイグイと深く
引き出し導き遂げさせて行く
その力こそが
看護の力だと痛感しております
死を直前にする
その方の看取られる体験は
皆さんにとって初体験なのです
その初体験を
いかに魂を浄化出来る体験にして行けるか
それが在宅支援者達の
寄り添う
傾聴する
叶える
ことよりもはるかに
崇高なプロの仕事なのです
気になっている方はいらっしゃいますか？
何か伝えたい方はいらっしゃいますか？
連絡取らせて頂いても宜しいですか？
伝えてみましょうよ
とても喜んでくれると思いますよ
そうしなくても良いのです
そう口にしてくれる人が一人居てくれた事が命の完結を感じさせるのです
一歩前へ出て
その方の魂を一本前に前進させる
そんな看護と介護を目指すプロ意識が
求められている
人々の看取り場面でありましょう
先日とある利用者さんの支援に行き
カーテンを洗いました
もう10年以上も洗ってないと仰いました
私は年だから、家の中はもう触らんのよと言ってました
私がカーテンを外し破れを縫って洗う事で
次の週には、畳を替えようと思う
畳屋さんを知らんかえ？
と聴いて来ました
この意識と行動の変化こそが看護の力であり
家の掃除を諦めて来てた生活に
新鮮な風を吹かせ
家の中を綺麗にしたいと思う気持ちが
生命力を起こしてくれるのです
看護とは
相手の出方、気持ちの後に展開するものではなく
その一歩前に引っ張って行く方向を示してあげる事で
本来の人間が進むべき魂の軽くなる生き方が出て来るのです
この世の中の
看護と介護の力が増す事を願っております
畳屋さんをご紹介
秋吉タタミ店 別府
その場で直ぐに電話して依頼してみせる姿も重要です
思い立ったら吉日が
生きる姿勢なのだと示して帰る訪問看護師の素晴らしさなのです
わかりました
調べておきますね
次の時にお伝えしますね
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それじゃいかんのよ
その場で応えて仕上げて帰れる
その力が人生のスピードなのだと理解してもらう事が重要なんです
生き方を導ける
人世師を目指す訪問看護師と介護士が
在宅支援の使命を与えられると気づけると良いですね
地域に根付くとは
地域のあらゆる職の方々と知り合い
地域で即座に解決して行ける
そんな人間関係を創れる看護師と介護士を目指してゆきましょう
私が何故
色んな事をしているのか
その意味がここに隠されているのです
一人の方を助けようとした時
たくさんの職業のたくさんの方々の力が必要だからです
皆様宜しくお願い致します
