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本気で未病を目指す方へ☆2


1著述家

150編を超える印刷文献と
1万2千通以上にも及ぶ手稿文献を書き残している
多彩な領域に及ぶナイチンゲール文書は
京においても決して古びるところはなく不朽ちの名著

2看護の発見者

看護とは何かという定義を明らかにした

看護がなすべきこと、それは自然が患者に働きかけるにもっとも良い状態に患者を置くことである

看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさなどを適切に整え、これらを活かして用いること、また食事なあようを適切に選択し適切に与えること
こういったことを生命力の消耗を最小限にするように整えることを意味すべきである


この文章がとても深いのです
私は支援に行き、ずっと閉められた窓
古びたカーテンのカビ
テーブルの埃
キッチンの山積みの食器の脇の空の洗剤容器
浴槽のカビ
布団の汚れ具合
冷暖房器のフィルターの埃

これらをチェックせずに居れませんでした
それを掃除して帰ったり
ゴミを出して帰ったり
最初の頃に当たり前のようにしておりました

そうするとアチコチの事業所さんから
それは介護の仕事だからとクレームが来ました

それでもやめませんでした
そこにはしっかりとした
私の看護の視点があり、これは看護だと信念がありました
空気が澱めば肺が傷み病が発生する
細胞が健康でなくなる
という理念の上でしたし
それらを介護さんに依頼するよりも
看護師が来てそれがいかに大事な事かを説明する事で
ご本人が学び看護教育としての立場を果たせると考えました

同行支援に行くと
若いナースさん達が
部屋の環境をどう評価するかを見ておりますと
テーブルの埃に気づかなかったり
気づいていても拭く行動こそが看護だと気づいていない事に恐れを感じることも多々ありました

冷房の効きが悪いと言われても
フィルター掃除が必要と繋がらない感覚に

昨今の生活が機械に頼り過ぎて
環境への気づきが鈍くなっているのを知る訳です

部屋が臭いと感じた嗅覚を無視する事よりも
もっと重要な事は
看護師自身の嗅覚の鈍さや察知力の低下教育の蔓延を知るのです

それは
看護する側の自らの生活環境という社会の変化を感じたのです
これはまずいな
社会全体が空気を軽視している
埃を取る行為を軽視してきている
カビと共存していないか

消毒を身体に浴びせ
環境を整備する事がおざなりになっていないか
こんなことを考え始めた事は
今一度ナイチンゲールの看護を
広めたくなった訳です

看護は看護師のものだけではなく
どの人々の健康のものでもある
と気づいた数年前でした

自分が指導していることが
当たり前と思っていた事が
訪問看護をしながら
人々にとって知られていない事に驚く数年でした

是非、
人として健康である為に
ナイチンゲール氏の定説を
学ぶ価値はあるのです

未病は難しいことではなく
難しくしている人間社会の
何も考えずに生身に生でないものを入れる行動である気がしております

かがやき訪問看護ステーション
〒874-0042 大分県別府市鉄輪東3組-5
TEL 0977-85-8401 FAX 0977-85-8402
完全365日24時間緊急連絡及び対応あり
緊急連絡先【看護】TEL 070-5481-8405

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