コロナ渦の中の入院
現在、緩和ケア病棟が閉鎖され、在宅での受け入れが難しい患者さんは療養型の病院で最期を迎えます
療養型に入院するという事は
治療費は幾らまでとおおよそ決まっておりコストを抑えなければ赤字になります
となると院内の薬で使える範囲が限られており、療養型で使う医療用麻薬が置いてない場合が多いです
ターミナルの患者さんの明らかに癌性疼痛と思われる症状に対して何も投薬されず、苦しみながら亡くなられて逝く訳です
中で働くナースの方々もあまりドクターには強く言えず私に相談してきます
当然のことながら、在宅ではこうしたケースにこういう方法で疼痛コントロールを行いますよと正しい知識を伝えます。中には本当に何も知らないナースもいて、院内の常識を世間の常識と思っている方も多いありさまです
やはり家族が面会できないことをいいことに、内部では患者さんだけが苦しんで一人寂しく亡くなられていってます。
一刻も早くこのような状況を打開したいですね
この様な方々に緩和しながら人生の最後を安楽に過ごせる施設が欲しいですね
別府だけに限らず全国から集まって来る終の住処
サテライトのミニ診療所と薬局が設備にあればより充実した施設になりますね
この辺りを組み込んだ施設が生まれ出たらどんなにVIP対応してくれたと思えるでしょうか
そんな対応の中で旅立てると
この人生で良かったと思えるのです
最高のもの
これを受けられたと思えた時
人は納得するのです
ちょっと今宵は
そんなパワーポイントを作ってみます
プレゼンに
同志達の想いを存分に組み込んでみます
連日、看取りが続きます
麻薬で痛みを緩和して
穏やかに旅立つ事は
生きてきた人への権利だと思っております
ご家族を入院させて
面会も不可能の中
家族が痛みに耐えてないか
気にしてあげて欲しいなと思うばかりです