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言いたかった言葉が言えて涙が溢れた☆3


 

たった2年間しか一緒に働けなかったけど
その2年間の深く刻まれた身体でで覚えた看護観は貴重な宝になったと思うんです

退職時にそんな上司に守られて
育成して貰えて
語り尽くせないものを打ち込んでくれたのにも関わらず
若かった私はその恩義にも気づかず
退職前に有休消化を少しさせてくれますか?
と言った

先輩達が
えりには沢山の有給が残ってるのに
最後の最後までこき使って
有給を使わせないで辞めさせるつもりなんだわ
という言葉に良いかと思って
偉そうにラストのラストで
小林師長の想いを無惨に潰した

小林師長はラストまで有終の美を飾らせるつもりで
働き抜く姿勢を私に教えたかったのだと知ったのは辞めたのちの事だった

鳥肌がたった
なんてことをしてしまったんだろうと
恥じた
謝るべきだったのに
別府に帰り今更言えず
そのまま別れたままだった

後に小林師長さんがこう言っていたという話を聞いた

えりだけはラストまで休ませずに
一緒に働いて居たかったのよ
良くやった!って抱きしめてやりたかったんだけどね
想いは伝わないものね
えりの気持ちもわかるんだけど
あの子は私の中で特別に可愛くてね
と泣いていた
と看護助手さんから聞いたのです

ゾッとした
私の浅はかさにゾッとした
一番大事な事を沢山教えてくれた
大事な人を泣かせてしまったとゾッとした
有給もらって幸せだったか?
有給が本当に欲しかったのか?

いいえ違う
人の言葉に踊らされて
大事な事を見失ったと
ゾッとした経験

これもまた小林師長さんがラストに与えてくれた
上司たる想いに反いた
未熟なナースとしての教えだったと思った

その後、結婚する時
招待状を出した
はるばる別府まで来てくれた
とことん付き合ってくれた

泣かしたのに祝ってくれて
披露宴のスピーチをしてくれた
あの時の笑顔の奥に
どんな気持ちがあっただろうかと思うが
それでも偉大なる才覚に充ちた小林師長は
そんな事にも触れずに東京に帰って行った

かがやき訪問看護ステーション
〒874-0042 大分県別府市鉄輪東3組-5
TEL 0977-85-8401 FAX 0977-85-8402
完全365日24時間緊急連絡及び対応あり
緊急連絡先【看護】TEL 070-5481-8405

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