当社にドーナツ姫が居る
この子の成長も楽しみな一つ
入職時は照れ屋で口ごもり
どんな表情をして話して聞けば良いのかさえ分からなそうに困った表情で過ごしてた
そこでに我流の声をかけた
「眉毛を明日から上向きに書いてきなさいね
下がり眉は運が落ちるからね」
あれから1年
この子の眉はどんどん上向きに描かれて
たまに見かけると
オードリヘップバーンに見える時もある程となった
そんな眉が語るのは
美しい人間になりたい!
って言う意識
美しさの本当の意味を追い求めて
どんどん変化し続ける子の心は
既に美しく愛おしい
そっとテーブルに置かれたドーナツ
皆んながいつも美味しいね!
どこで買ってきたの?
と言うものだから
そっと置いて
呼びかけもせず
照れ屋は変わらず健在ですが
みんなを想う気持ちが膨らんで
この職場を愛し大事に想う気持ちは育ち続けた
夜中の事務所で袋を見つけ
こんな気持ちで食べやるぞ!と覗き込んで空を知りホッとした
空振りした我が身と思わず
良かったねみんな!と思わず
良かったね千尋!
と思える愛情に
千尋の成す事の価値に我が身温もる
愛させてしまう美しさ
これぞ最高の美しさである
ドーナツ姫と名付けて1人笑う
夜中の愉快さよ