〈ナイチンゲール〉

何かに対して「使命」を

感じるとはどういうことであろうか？

それは何が「正しく」

何が「最善」であるかという、

あなた自身がもっている高い理念を

達成させるために自分の仕事をすることであり、

もしその仕事をしないでいたら

「指摘される」からするというのではない、

ということではなかろうか。

これが「熱中するということ」であり、

自分の使命を全うするためには、

誰もがもっていなければならないものなのである。

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今日のワタクシごとの支援にて
とあるナースさんと朝から同行でした

10時半からの支援に対し、9時に着きました
マラソンがあるという事で着かなければかたじけないと思い
早々に出向き、駐車場で時間を潰しておりました

ふっとよぎるのは、もう一人のナースさんが早めに到着するだろうという予感でした
このナイチンゲール氏の先の言葉にあるように彼女は訪問看護に熱中しているのが伝わってきております

そんな彼女の笑顔を思い浮かべると
早く来るだろうと思えたのです
そして先に着いているのに気づいた時の
嬉しそうな顔を想像しておれたのです

横切りながら車中の私を見つけて
車を停めると降りてきました

まだ早いよね
介護保険だから時間が来るまで
もう少し待っていようかなと言うと

にこりと笑いそうですねと言いました

彼女は40分前に着いたのです
勿論、ワタクシは1時間半前でもっと早くに着いていたのですが
ワタクシは別府から大分市内へ出向くコースであり
しかもワタクシはもうかれこれこの仕事の職歴が長い訳ですから
早めに着くのは当たり前に感じております

その彼女はまだ数ヶ月でした
そんな彼女が40分も前にしかも大分市内に住んでいるのに早くに着いたことが
どんなにワタクシを感動させた事でしょう

このナースさんは自分の看護に過信していないと感じたのです
その心に尊敬を抱きました

それから3件の支援を同行しました
とても良い支援をしておりました
彼女らしく、彼女にしか醸せない独自の看護でした

3件目の支援では彼女は、とても自分を出し切っていました
利用者さんと家族さんから
褒められていました

その時に彼女は、こう言ったのです

私は実はこんな性格ではなかったです
とても全てに短気で直ぐ怒りやすくて
感情的に動いてました
ぶつかりぶつかりここに辿り着いたんです

そしたら、みんなが凄く優しくて
今日でも10号線はマラソンで別府には戻れないでしょうかと
みんなに問いかけたら休みのナースも加わって
みんなが情報を投げてくれるんです
凄くすごく嬉しくて
私は幸せだなって
今までこんなに職場の人に優しくされた事はなかったなって涙が出てきたんです
いつも応援してくれてて
こんなに優しくされたら
生まれ変わろうって思えたんです

もう泣いてばっかりなんです
悲しい訳ではないんです
優しくされて涙が出るんです
もう、自分がおかしいんじゃないかってくらい直ぐ泣くんです

それおかしいんだよ
あはははは

ほらね高橋さんは、いつもこんな風に言うんです
それでもそんな言葉すらあたたかく感じるんです
凄いんです
上手く言えないけどあたたかいんです

思いっきり最初の頃に大きな声で言い返したりしても
真剣に叱ってくれてビンビンくるんです
私は運が良いなって思うんです

利用者さんとご家族さんは
あなたが良いからですよ
と返してくださり
どのナースさんも良い人ばかりだと仰ってくださいました

良い人がどんな人の事を言うのか
具体的には表現できるものではないと思うのです
それでも良い人だと感じる事は
何か理由がありその方の中の
特別な想いがないと言えない言葉だと思うのです

熱中している
それは人間にはわかるものなのでしょう

私は本当に訪問看護という仕事を愛してます
こんなに素晴らしい感覚の中で日々を過ごせる事に感謝してます

そして彼女に言いました

私達はサービスをしているようで
サービスを受けているからよ
エネルギーを貰えてるから
涙が出るのだと思う

それは使命に近づいてるという
看護魂の汗なのかもしれないね

信号で停まった時に
別の利用者さんが外出してる場面に出くわした
嬉しくて支援している時のその方の様子を思い出してフフフって笑みが出て
写メを撮って全員に送った