不思議なのが
おおよそ毎年、新年明けて直ぐに支援に行く機会に恵まれるんです
そして普段の支援はお茶もお菓子も頂かない規則ですので
ご理解して頂いておりますが
お正月くらいはと準備してくれていました
ならばとお茶を頂きますねと
茶碗を上げると、素敵なステキな
茶托がお目見え
あまりに嬉しくて2人で写真撮っても良い?ってお聞きしました
嫌やわぁ
もう婆ちゃんやから、貴女と並ぶの嫌やわぁって言うんです
お美しいのですよ
その生き方が美しすぎて敵いませんよ
92歳でご飯を自分で作り頑張って伝え続けた栄養素を考えながら食べてくれるんです
そして言うのです
週に2回も来なくて良いよ
週1回で充分や
そうね気合いはあるからそう思うわ
それでも肉体は92歳だから
風邪から3日で肺炎になって入院になるけど
早く発見して治療すれば3日で治るわ
一週間は7日あるの
半分こにしたら2回来るのがちょうど良くない?
ウフフ
看護師の加藤さんが、この前もそう言って病院に連れて行ってくれたんよ
すーぐ治ったわ
でしょう?
高橋さんと加藤さんは怖いからなぁ
言う事聞かんと叱られる
わかったわかった
2回来て下さいな
一年中、週1回で良いって言うんです
一年中、週2回は肺の音を聴くのが必要です!と言い返すんです
このやり取りがゲームみたいに続きながら年を取っていくんです
茶托の文字が週2回の支援が報われる瞬間でした
来てくれて助かったと言いながら
自分に厳しさを生み出して長生き目指す
その心意気が
週1回で良いからと言う言葉なんです
この言葉を言う事に意味があり
それを言わせて喜んでいる私達なんです
来なくて良いように頑張っている
そんな日常が尊敬すべき素敵な92歳
うれしい
幸せ
生きてるっていいなぁ
こんな茶托でお茶を出されてハートを鷲掴みされた気分でした