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28年振りに…☆

何年振りかと申しますと、28年振りくらいなのです

当時は看護大学の存在自体がなくて
大学の医学部附属看護専門学校が
多額の投資が出来る看護学校を設立してくださっておりました

医学生さんと講堂で教授の授業を受けさせてもらえたりした思い出があります

解剖学は医学生3人と看護学生2人のチームで実際にご遺体提供してくださった方のお身体を解剖して行く医学生の側で見学させて頂けた貴重な経験

イメージを濃くして
大学の解剖の博士先生のテストを受けるのですが
とても難しく欠点を取った思い出もあります
再試代の工面が大変で必死でした

手根骨の名称をたくさん連ねないとならないテストが蘇ります
人体の名称漢字は覚えるのに大変でした
ね 笑笑

当時はリハビリがまだ発展途上分野でしたので骨の可動域や筋肉の走行や神経の成り立ちも細やかに看護学校の授業の中に整形域で医学部の教授の授業として時折受けることができました

その中でも凄く印象的だったのが
精神心理医学
特殊な授業でした
クラス全員に催眠術を施す場面もありました

若かった私達は、その意味と価値をまだ深くは理解はしていなかったのですが
人間の心理と病の因果関係は強いのだと
教授の話振りでわかりました
すでにスピリチュアルを大事にしなさいと抗議されておりました
命と生に直接関わらせてもらう職であるのでスピリチュアルは重要な分野ですと言い切っておりました
潜在意識の重要性に触れた時、人間の未知数を感じたものです

28年経ち、4人で再会出来ました
寮生活の話も盛り上がりました

2人は医師の妻になり
今でも看護につながるお仕事をしております
奥様だけで終わらせない人生の展開も彼女達らしいですね

当時から深く想いを張り巡らせ
極論を探し当てるもう1人は
結婚したい人がいなかったと
美しい笑みを浮かべて看護を続けております

そして私の人生も看護によって面白いものになりました

良いなぁ♪
東京であのまま生活できて羨ましいわ
田舎に帰らないとならなかった時は無念さもあったのよ
そう言いながらも帰って良かったと言える看護の活かし方をしなくちゃと思えたものです

あの時の同級生は看護浪人して入ってきてた者も多く年上が多かったです
色んな歳の全国色んな地域から集まった看護学生が住んでいた寮は面白かったです

各自の方言が飛び交い
大分弁も影響を撒き散らし
可笑しな言葉が生み出されました

今もきっとあの看護学校は同じかな?

入学式の時に先生が
貴女方1人につき2千万の投資を予算して入学してもらっています
真剣に学んで世に出て行く看護師になって下さい

この言葉は衝撃を受けました
おそらく、動物実験や医学部の授業や
実習室の設備や
実習現場での人件費なども含まれているのだろうと思います

キャンパスを抜けて
大学の附属病院に入る時の
不安や気持ちの重さは
指導的立場の看護師達の厳しさを想像するからでした

端っこ歩きなさいよ!
早く目的と意味を言って!
計画を上げてきてないならさせないから

叱咤されながら鍛えてもらえました
大学病院のスピードは凄まじかった
あの頃でさえ1週間や2週間で退院して行くのです
計画が遅れると実習にならないので必死でしたね

倉庫に行くと実習チームの学生が泣いていたりしました
泣いても次の日も向かっていっていました

大丈夫?と聞き合う生活の中で
誰もが言います

せっかく苦労して入った学校だから
やめられないから
親に頭を下げてやっと許してもらって入ったの
二浪した時は土下座したのよ

そう言った同級生も居ました
現に私も地元から手放すなんて想像できない両親をいかに仕方ないと言わせて、どうしても入りたかったその学校に行けるかを考えて
地元の看護学校の試験を全て白紙で出しました
受けた既成事実を作り東京に乗り出しました

性根が出来るのは苦労しないとなと
誰もが感じていたと思います
そして看護師になり
全国に散らばっただろう同級生達は
どんな看護師ストーリーを繰り広げてあるだろうか

日本の看護学校の
各、看護師継続率を出してみると驚く結果が出るかもしれませんね
看護師をやめる割合が低い学校は
優秀な教育を与えた結果となるのかな?

真っさらの純粋な若者たちに
先ずどんな看護理念を染み込ませたか
それが一番影響しているのかもしれませんね

寮の点呼が始まる
急いで!
先輩がもう出てるよ
叱られるよ

点呼!
1.2.3.4.
と人数確認

10時半以降はキッチン使用禁止
お腹が空いたら食べられるものを買っておかないと
夜中の勉強が辛かったですね

28年振りでしたが
当時に瞬間移動しました
二十歳前後の頃のように
4人で大笑いしてワインを何本も開けました

誰も口にしなかった
私達、頑張ったよね

そう、頑張ったんじゃなくて
選んだ道だったから悔いなく励もうとしただけ
そして今があって
良い顔して笑い合えた瞬間でした

女性としても看護師としても
乗り越えて生きてる顔してる3人に
会えて嬉しかったです

 

かがやき訪問看護ステーション
〒874-0042 大分県別府市鉄輪東3組-5
TEL 0977-85-8401 FAX 0977-85-8402
完全365日24時間緊急連絡及び対応あり
緊急連絡先【看護】TEL 070-5481-8405

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